採用戦略から文化醸成へ。30名のデザインチームが示す新たな組織の形

皆さまこんにちは。そしてご無沙汰しております。
Engineerforceの谷田です。
前回の私の記事から約10ヶ月が経ち、Engineerforceのデザインチームは順調にメンバーを増やし、現在では30人を越えました。
チームは人数も役割も増え、組織としてのフェーズも少しずつ変化してきました。
今回は、その変化や現在の課題、そしてこれからのことをお話しできればと思います。

30人に至るまでのストーリー
採用の変化と、広がる仲間たち
約10ヶ月前はまだ「採用=リファラル(社員紹介)」が中心で「この人と一緒に働きたい」と思える人を中心に声をかけていました。
当時はまだ求人媒体に出しても応募が少なく、経験豊富な人材と出会うのは正直難しい時期だったと思います。
しかし、少しずつ会社の認知度が上がり、WantedlyやType転職などの求人媒体で上位に表示されるように。応募数も増え、経験豊富な人材とも出会えるようになりました。
特に「デザイナーが多数在籍していること」は大きなポイントの一つかと思います。一般的にはデザイナーは1社あたり2〜3人規模が多い中で、「デザインの課題に向き合える環境がある」「学びがある」と感じてもらえたのだと思います。
採用マインドの変化とその影響
採用方針の中でもっとも大切にしてきたのは「マインドフィット」。
スキルだけでなく、価値観や考え方がチームにフィットするかどうかを重視してきました。
しかし、採用が広がる中でその比率を一時的に下げた結果、経験年数やスキルを持つ人の採用は楽になったが、Engineerforceが求めるゾーンの採用は難しくなってきたとも感じます。
経験年数やスキルを重視した採用に切り替えたことで、アウトプットの質は安定し、チームの生産性も高まりました。
その一方で、組織文化との“フィット感”という意味では、少し揺らぎが生まれたのも事実です。
私たちにとっての「良いデザイナー」とは、単に良いUIを作れる人ではなく、抽象的なアイデアを具体化し、関係者同士の間に立って架け橋になれる人。
そんな本質的な部分への共感や気配りができるか、そういった役割を担える人が、チームの本当の価値を引き上げてくれると感じています。

文化が育ち始めたチームの今
文化がチームをつなげていく
組織の文化は、常に「未完成」なもの。今も改善中で完璧ではないからこそ、マネージャーやリーダーに裁量を持たせつつ、それぞれの“色”を大事にしています。
ただし、どんなリーダーも「これだけはブレてはいけない」という軸は持ち続けています。人が変われば文化も変わる。だからこそ、共通の“ビジョン”を持つことが大切だと考えています。
デザイナーの人数が30人規模を超えた今、デザイナー・エンジニアが一体となって動けるようになり、「同じ方向を向いている」という実感もあります。
これは単に「人数が増えたから」ではなく、それまでに積み重ねてきた文化や信頼関係が、ようやく形になってきた結果だと感じています。
そして何より、メンバー同士の間に「このチームならやれる」という心理的な安心感と前向きな期待感が育ったことで、「これやってみたい」という声が自然にあがるようになりました。
こうした一体感は、チーム内に共通の価値観や“Engineerforceらしさ”が根付いてきた証拠でもあります。今では、それが会社全体にも広がり、前向きな空気感を感じる場面が増えてきています。
いま、大切にしていること
現在はデザイナーの採用を一旦ストップし、「チーム内部の成長」に力を注いでいます。
ビジュアルのスキルだけではなく、ビジネスや人間力を含めた「本質的な成長」を重視するフェーズ。
マネジメント力も強化し、未来の拡大を見据えた準備期間。そうした部分の底上げが今後のカギになってくると考えています。

未来への展望
これから出会いたい人へ
私たちは、デザイン経験が未経験であっても「現状を変えたい」「もっと上を目指したい」という気持ちを持っている人と出会いたいと思っています。
経験は後からでも積めますが、マインドや“共に進む意志”は一朝一夕では育ちません。
Engineerforceは「デザインが強い会社」と言われることもありますが、その根底にあるのは「人と文化」。その両方に共感してくれる仲間と、これからもチームをつくっていきたいと思っています。
最後に
次は50人、100人規模のチームを見据えています。でも、人数を増やすこと自体が目的ではありません。
“いまいる人たち”がどう成長できるか。その先に、「このチームで働けてよかった」と思える環境をつくること。それが私たちの目指す未来です。
ビジョン:チームをつなぐチームに
ミッション:ビジネスのライフラインに
これらを全員で体現するチームを目指してこれからも活動していきたいと思います。
Engineerforceデザインチームでは以下のサービスを提供しております。
(一例)デザイン周りでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください!
- 新規サービスのデザインシステム作成
- 既存サービスのリデザイン
- 企業向けデザイン組織構築サポート
- デザイン知見の蓄積支援
気になる方向け→まずは資料ダウンロード
お問い合わせ
サービスや製品についてのお問い合わせ、お困りごとなどお気軽にご相談ください。