デザインチームのプロジェクト共有会を実施したら良いことだらけだった話

こんにちは、Engineerforceデザインチーム代表の谷田です。デザインチームのnoteも順調に出せている気がしています。いつまで順調に描いていけるかはわかりませんが、長く続けていけるように様々な活動をしていきたいものです。
今回はデザインチーム内で定期的に実施している『プロジェクト共有会』なるものについて書いていきたいと思います。デザインチームに所属している方はぜひご一読ください。
前提としてEngineerforceのデザインチームは自社プロダクトのデザインや自社のブランディングをするいわゆるインハウスデザインだけでなく主にUI/UXデザインをサービスとしてお客様に提供しています。受託デザイン、デザインシステムの構築、そして他部門と協力してデザイン〜開発まで一貫したプロダクトづくりのサポートなど、Engineerforceのチームは単なるデザインだけではないこともあって業務の範囲は多岐にわたります。
ただ、1つのプロジェクトに関わる人数は限られています。そうするとプロジェクト数は多くあっても横の情報共有が行われず、社内にナレッジがたまっていかないことが良くないと考えていました。そこで実施することになったのがこのプロジェクト共有会です。
概要としては、2週間〜1ヶ月ほどの間隔(プロジェクトの入れ替わりに応じて不定期で変更)でデザインチームがオンラインで集まって自分の持つプロジェクトについて大変なことや学んだことなどを共有できる範囲で発表していくというものです。
- 流れ
順番に自分のプロジェクトについて5-10分くらいを目標に話し、それについて周りが質問を投げる
- 話してほしい内容(話す順番は任せます。必ずすべてを話す必要はありません)
- 案件が始まった背景や顧客の課題(わかればでいいです)
- 業務内容(プロジェクト概要)
- プロジェクトのゴール
- 作業するときに押さえておきたいポイント
- このプロジェクトで自分なりに工夫していること
- このプロジェクト、私にとってここが面白い
- このプロジェクト、私にとってここが大変
それぞれが話す内容はこんな感じ
思わぬ効果
これまで8回ほど行っているのですがいくつかやってよかったなと思える効果があったので抜粋して紹介していきます
1.プロジェクトに関する課題の解決がしやすくなる
ある程度の数のプロジェクトが社内で立ち上がると過去に同じような悩みを抱えたことがある場合が必ず出てきます。ただ過去の悩みってあまり積極的に話していくことがなかったりすると思います。そこでプロジェクト共有会で各担当者のメンバーが「私いま、こういうことが大変でここに時間かかってしまっています!」ということを正直に話していくことで、過去に同じような悩みを抱えていた先輩が「私以前同じような経験しました…その時は〇〇というやり方で乗り越えましたね」のような感じで共有しやすい空間になりします。これによって余計なことで悩む時間を減らしていけるのは、まずとても良かったことですね。
2.プロジェクトに参画するときに意識することが明確になる
次に良かったと感じることは定期的にさまざまなメンバーの話を聞いておくことで、プロジェクトに参加した時に意識しておくべきことやポイントとなりそうな部分を事前に察知して対処することができるということです。1つ目のポイントは問題になった時に早く対処できるということでしたが、これはどちらかというと問題になる前に準備ができるということです。
「あ、ここAさんが大変だって言ってた状況になりそうだな。その前にこれしておこう」的な予想が立つようになりました。
3.他業種チームとの相乗効果
プロジェクト共有会はスピーカーこそデザイナーだけですが、オーディエンスというか、参加者は時間が合えば社内の他の業種のチームの方にも参加してもらっています。その体制にしていると発表ののちにいろんな質問が出ます。「こう話していましたがデザイナーさんはこの時どう考えられるんですか?」「この時、エンジニア的にはこう見えてしまいます」のような感じです。そうすると、他の部門にデザイナーの考えが伝わりやすくなるし、逆にデザイナーが凝り固まった考えになることも少なくなります。これはEngineerforceがデザインチームだけで構成される会社ではなかったからこそ生まれた効果ですね。

広がる共有の波
社内ナレッジとして何かの媒体でテキストで貯めていくことももちろん大切ですが直接口から聞くことでそれ以上の情報を得られると感じているのでプロジェクトが続く限りはプロジェクト共有会も継続していこうと考えています。
何より嬉しかったのはデザインチームがプロジェクト共有会をしていたのをきっかけに社内の別のチームでも共有会が設定されるようになったことです。デザイナーとエンジニアではお仕事の仕組みも変わってきたりすると思うのでアレンジが必要だと思いますが、以前の記事で書いた『デザインチームが会社を引っ張る』ということが少しできた気がしました。
幸い、まだ日の浅い組織。良いと思ったことはどんどん試していけるようなチームになれたらなと思っています。
多くのプロジェクトを抱える企業の皆様、ぜひ共有会やってみてください!
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